就活生が企業を知りエントリーを決めるきっかけとは

2018年06月21日
人事のネタ帳採用のお悩み解決コラム

2019卒の採用活動が解禁となり、有効求人倍率は1.88倍と学生優位の売り手市場が続いています。
採用に苦戦する企業が増える一方で、学生はどのように企業を知り、エントリーを決めているのでしょうか。
今回は学生が企業へのエントリーを決めるきっかけについてご紹介します。

学生は「軸」にあっている企業かを早く知りたい

結論から言うと、学生は自分の軸をもとに企業を探し、その企業が自分の軸にあっているとわかる情報に出会った時にエントリーを決めます。
学生にとって就活とは、数ある企業の中から自分の希望にあった企業を見つけ、内定を勝ち取ること。
それをいかに効率的に行い、早期に終わらせるかが重要になっています。
早く内定を持っているという安心感を得て、残りの学生生活を謳歌したいのが本音です。
そのため、多くの学生は企業を探す前に自己分析を行い、自分がどのような企業で働きたいかを明確化して軸を定め、その軸にあった企業を効率良く探します。

学生が企業を知る手段

学生が企業を知る手段は、大手ナビサイト、合同説明会、学内説明会などが定番です。
それらに加え近年では、一度に複数の企業を知り、その場で先行に進める合同選考イベントや、企業からのオファーを待つ逆求人型サイト、コンサルタントがその学生にあった企業を紹介するエージェントなど、企業を知るサービスは多様化しています。

様々なサービスがある中で、最も利用されているのは、大手ナビサイトです。
2019卒大学生・大学院生の民間企業就職希望者数が43.2万人なのに対し、リクナビ2019の登録者数は約76万人、マイナビ2019の登録者数は約80万人と、ナビサイトが今もなお就活生の定番として根付いていることがわかります。
ナビサイトは多くの企業を掲載し、更に検索機能が充実しているため、自分の求める条件にあった企業を簡単に探すことができる点が、現在の就活生のニーズにあっています。

例えば、軸が「若手でも挑戦できる環境」の学生は、企業がそのような環境であることが、ナビサイト上でわかればその時点でエントリーを決め、ナビサイト上でそれに近い情報があれば企業サイトを見に行ったり、説明会に足を運び、「若手でも挑戦できる環境」であるとわかればその時点でエントリーを決めます。
逆求人型サイトやエージェントはこの進化版で、学生が企業を探す時間を省き、より効率的に軸にあった企業が見つかるため、近年増加傾向にあります。

現代の採用活動で企業が意識すべきこととは

企業が採用活動で意識すべきことは、学生が持つ「軸」に自社があっているとわかる情報へ、いかに短い経路でアクセスできるようにする導線設計です。
企業が欲しい人物像が「挑戦できる人」であるなら、そのような学生が軸とする「若手でも挑戦できる環境」であることに情報を絞り、あらゆる媒体で一貫して提示すべきです。
アピールポイントを並べすぎると、学生は軸にあっているかを判断できず、それ以上の情報を得ようとしなくなってしまいます。
ナビサイトにおいて、中小企業は大企業と比べると知名度は劣るものの、「若手でも挑戦できる環境」であることがしっかりと学生に伝われば、その時点でエントリーを獲得することができます。
また、逆求人型サイトやエージェントは、企業側から学生を選んでアプローチ可能なため、相手の軸にあっているということをしっかりと伝えましょう。

まとめ

膨大な情報の中から、効率的に自分にあった情報を得ていく現在の就活生にとって、自分の軸にあった企業かを短い時間で判断できることがエントリーのきっかけに繋がります。
そのためには、企業の特色を明確にし、情報を絞って簡潔に提示することが大切です。

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