就活中の学生が知りたい“本当の企業の姿”

2017年06月09日
就活生の本音採用のお悩み解決コラム

就活中の新卒学生が本当に知りたいことは、ズバリ『本当の企業の姿』です。

企業の採用ホームページなどにある就活生向けの情報は、企業の良いことばかりが記載されています。
華のある仕事やワークライフバランスの充実などの情報は、一見いいように見えますが、
世間で言われていることや先輩からの話、実際に働く人を見た時の印象などとの違いに
どれが本当なのか迷ってしまいます。
これは、企業の実情を知りたいと考えている就活生と、
とにかく自社の良いところをアピールしたい企業側とのギャップから生じていること。
企業側もあまりネガティブな情報は発信したくないと思いますが、
学生側の視点をもっと考慮した情報発信は、逆に誠実であるといういい印象を与える可能性があります。
では、どのような方法で「企業の本当の姿」を発信すればいいのか?
具体的な例を以下に紹介します。

①リアルな社員の声を発信する

今も社員の声を採用サイトやパンフレットに載せている企業は多くあります。
しかし、どれも作られた言葉のような印象で生の声という感じがしません。
実際に採用イベントに出てみると、「採用サイトにこう書いてありましたが本当ですか?」
といったような質問を受けることが多々あります。
就活生は情報の真偽を確かめようとしています。今の就活生はSNSや口コミサイトに慣れていることもあり、
バイネームの情報よりも口コミなどの情報を重視する傾向にあります。
自社サイトでリアルな情報を提供しずらいとお考えの場合は、企業の口コミサイトvorkers(https://www.vorkers.com)のようなサイトを活用することもいい方法です。
就活生は希望する企業を絞り込むと「企業名 評判」や「企業名 口コミ」といった検索キーワードで、
その企業の本当の姿を探そうとします。その時にこのようなサイトにリアルな社員の声を匿名で載せることで、
就活生が欲している『良いところも悪いところもひっくるめた企業の情報』を公開することができるわけです。

②人員の推移を明記する

従業員数を明記するだけではなく、
どれだけの人が入社したのか?
正社員・契約社員・アルバイトの比率はどうなのか?
といった情報を提供することは会社の中をイメージできる情報です。
また、退職者についても同じことが言えます。
企業は生き物ですから、人の出入りは必ずあります。
どれくらいの人が入り、どれくらいの人が辞めていったのか?
企業としては出しずらい情報ですが、このような情報を出すことによって、その企業の内情がよくわかると思います。
人が辞めるということはネガティブなイメージがありますが、
それをポジティブに表現することはとても大切なことではないでしょうか?

③配属プロセス・ジョブローテーションを明記する

多くの就活生は“やりたいこと”を持って企業を志望します。
しかし、その“やりたいこと”に携われる部署に実際に配属されるかどうかは未知数です。
そのため、就活生は「やりたいことを本当にできるのか」ということをとても気にしています。
就活生からよく質問されることに「今の部署は希望通りですか」といったことがあります。
これは、希望する会社ではあっても、希望する部署でなければ入社しても意味がないと思っている人が多いためです。
業種よりも職種を重視するのが現在の傾向なのかもしれません。
配属プロセスやジョブローテションの有無などの人事制度についてオープンにすることは、
就活生の要望に応えていることだと思います。

《まとめ》

就活生が最後に重視するのはその企業を信頼できるかどうかです。
就活でよく例えられる恋人選びでもそうですが、
信頼できない相手と付き合いたいと思うことも好きになることもありません。
そのため、企業は制度・制度の運用実績、社員の声、人員の推移などの自社の内情をオープンにすることで、
自ら就活生の信頼を得ていくべきです。

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