学生が知りたい具体的な仕事内容とは

2018年07月20日
就活生の本音採用のお悩み解決コラム

就職活動をする上で、学生が知りたい情報として「具体的な仕事内容」があります。
しかし、実際に、学生が企業の情報を収集する上で、「具体的な仕事内容」を知ることができないという状況が多くあります。
学生と企業間で知りたい情報のギャップが生じているのです。
学生は就職活動を行う上で、「仕事内容」をどのように考えているのか、その本音と企業が開示すべき「具体的な仕事内容」についてご紹介します。

実際の就活生は「仕事内容」をどのように考えているのか

学生1:説明会だけでは仕事内容が分からないので、実際に入社後についていけるのか不安。
学生2:仕事内容を入社前に聞いていても、入社してから本当にその仕事に就けるのか不安。
学生3:一緒に働く人の一日の様子と一緒に仕事内容を知ると企業をよく理解できる。
学生4:どんな仕事かを言葉だけでは理解できない。入社後にギャップを感じてすぐ退職した大学時代の先輩もいるので、怖い。
学生5:企業の採用サイトを見てもイメージがつかめない。情報が少なくて怖い。
学生6:配属先が希望の部署にされるのかが分からないのが怖い。営業職は絶対にやりたくない。
学生7:総務は楽そうなので配属されたい。
学生8:人事はエリートのイメージがあり、採用担当をしてみたい。
学生9:技術職はずっと工場で研究をしなければならないイメージがある
学生10:接客をやってみたいが、大変そうで尻込みしてしまう。体力が持たなさそう。

このように学生の中では、仕事内容はイメージの世界でしかなく、実際に仕事をしていく上でのやりがいや大変さは、まだまだ理解できていません。

仕事内容をよく知らなかったことによる失敗体験

ある学生は、希望していた会社に内定をもらったが、入社したら希望部署とは、まったく異なる配属となりました。
希望部署以外の仕事のことを全く知らなかったため、モチベーションも下がってしまい、仕事への意欲がなくなってしまいました。

このように希望の会社だったとしても、自分の就く可能性のある仕事内容をしっかり把握しておかなければ、希望と異なった際に、入社後のギャップが生まれ、仕事が続かなくなってしまう学生も少なくありません。

そのため、企業が就活生に対して、具体的な仕事内容をしっかり示していくことで、企業側も学生側もミスマッチのない有意義な採用活動を行うことができるのです。

「仕事内容」コンテンツを活用している採用サイト事例

株式会社リクルートホールディングス

https://www.recruit-jinji.jp/

職種ごとの詳細紹介ページが設けられており、どんな仕事を行っている職種で、その職種ごとの募集要項まできちんと記載がされています。
職種が多く存在する会社ほど、自分はどんな仕事をできるのか理解が及ばない部分もありがちです。
仕事への理解を深めるためにも職種ごとの仕事紹介は効果的であると言えます。

株式会社サイバーエージェント

https://www.cyberagent.co.jp/careers/

社員の顔をしっかり見せると同時に、その社員の属するコースの紹介を兼ねた「オンライン説明会」が動画で紹介されています。
訪問での説明会で紹介できることはどうしても限られてしまうため、オンラインでの動画配信を有効的に使い、コースや仕事の紹介までをしっかり伝えています。

株式会社Cygames

http://recruit.cygames.co.jp/fresh2019/

多くの職種が存在する中で、すべての職種に対する簡単な仕事内容の紹介と、そこから各社員の仕事紹介へ繋がるサイト構成となっています。
仕事内容の概要を知ったうえで、さらにイメージしてもらうための社員が語る仕事紹介と、実際に働く現場の写真を並べることで仕事への理解を一層深められるコンテンツとなっています。

3つの採用サイト事例のように、仕事内容への理解を深めてもらうためさまざまなコンテンツの掲載方法があります。
仕事の大概的な説明ばかりするのではなく仕事現場を想像してもらいやすいコンテンツになっているかどうかが重要です。
実際に働く社員の姿や、これまでの具体的な仕事内容を例として紹介するなど、働くイメージが膨らむようなコンテンツを考えてみてください。

まとめ

学生は企業側が想像している以上に、実際の仕事内容を理解しておらず、自分の働くイメージができてないことが多々あります。
そんな状況のまま入社を迎えて「やっぱりイメージと違っていた」という結果に終わらないためにも、企業側は具体的な仕事内容をしっかりと情報として開示していくことが重要です。

仕事内容を伝える方法はさまざまあると思いますが、ポイントは学生の目線に立って仕事内容の基本的な部分から、実際に働く社員の話までイメージがしやすい情報をどんどん開示していくことです。
学生がギャップを感じやすい「仕事内容」に関する情報を開示していくことが、採用活動を成功に導くために必要なことの一つといえるでしょう。

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