採用にあたって「人材像」を社内共有する重要性とは?

2020年04月07日
人事のネタ帳採用のお悩み解決コラム

企業における採用活動は一般的に人事担当の社員が実務を担当しますが、採用活動においては「採用する人材像を共有する」ことが重要です。
そこで、採用活動における人材像共有の重要性について解説します。

採用活動での人材像を共有する主体

採用活動において人材像を共有すべき主体は、「人事担当」「経営層」「配属部門」の3つです。
この3つの主体が採用活動において採用すべき人材像の認識を共有することによって、採用活動の質は向上し、企業の成長につながります。

採用する人材像を共有することの意味

採用活動において、社内で採用する人材の条件を共有することには「採用活動におけるミスマッチを防ぐため」という重要な意味があります。
基本的に、採用する人材に関する管理活動は人事担当が中心となって責任を負うことになりますが、採用する社員が活躍する場面には配属予定の部門や経営層が深く関わることになるのです。

そのため、仮に配属先の部門や経営層にとって必要とはいえない人材や問題のある人材を採用してしまった場合、「なぜ、こんな奴を採用したんだ!」と文句を言われる可能性があります。
要するに、採用活動の失敗の責任を追及されるのです。
求める人材像と異なる人材を採用してしまうと、企業の成長に悪影響を及ぼすだけでなく、採用された側も苦しむことになるため、誰にとってもデメリットとなるでしょう。

人材像の共有は採用活動における「ものさし」を作る行為となる

社内で人材像を共有することは「採用活動の『ものさし』を決める」ことになるのです。
仮に人事担当が「この人材は高く評価できるから採用する」としても、配属先で「この人材は求める人材ではなかった」となれば、人事担当の採用における評価基準が間違っていたことになります。
そのミスマッチを防ぐためには、社内で評価基準を統一することが重要です。

理想的な人材像は評価する主体によって異なるでしょうが、話し合いをして基準をすり合わせ、それに則って採用活動を行えばミスマッチを防ぐことができます。
すり合わせの話し合いのためには、人材像のイメージを言語化して他人と共有できるようにすることが重要です。
また、社内で統一した人材像を言語化することは、採用活動において求人広告や紹介会社に掲載する際にも役立つという側面もあります。

採用活動において「どうにも問題がある…」と悩んでいる場合には、関係する社員を集めて話し合いを行い、人材像にズレがないか確認してみてください。

採用ツール制作・採用支援コンサルティングならR-Boxにお任せください!